夫が転職したいと言い出した時、妻の立場からしたら真っ先に生活の事が頭に浮かぶと思います。
食費・家賃や車のローンとか子どもの塾代とか出せなくなったらどうしようって、とても不安になりますよね。
そこで私の夫が30代で転職したいと言った時に実際にやってみたことをご紹介します。
この行動をすることによって、夫の意識を変える事が出来たり、夫の転職を応援できるかどうか判断することが出来ると思います。
夫を責めない・追い詰めないで転職したい理由を聞く
実際、仕事が好きで働く事が好きな人って少数だと思います。
「仕事辞めたーい」って大体の人が思って仕事している中で、実際に今の仕事を辞めたいと言い出したならまずはどういった理由なのか聞いてみてください。
転職したいと聞いたのが初めてな人ほど、よく話を聞いてあげてくださいね。
- キャリアアップしたい(ヘッドハンティングされている)
- 将来が不安
- 職場環境がつらい
- 仕事業務に面白味がない
- だりぃ
転職理由が明確になると、その先の対応が変わってきます。
特に“3.職場環境がつらい”なんかは続けてたら病気になってしまう可能性もありますよね。
4.5.は話を聞くってだけで夫はスッキリして終わるかもしれません。
ちなみに私の夫は”2.将来が不安”でした。
夫の転職したい本気度を確かめる
あなたの夫はどういうタイプの人ですか?
- 既に転職活動を始めていて自ら行動を起こせる人(本気度100%)
- 転職したいけど行動を起こすのを躊躇している人(本気度30~90%)
- 転職してぇ~と言いたいだけの人(本気度0~30%)
3.の言いたいだけの人を悪いと言っている訳ではないですよ。
口に出してストレス発散してるのでそれでバランスを自分で取っているんだと思います。
1.のタイプの人はもう行動を起こしているので見守るしかないですよね。だって働くのは当人なんですから。
ただ、家族に影響が出てしまう場合、引越しが必要になるとかめちゃめちゃ給料が減るとかは勝手に決めないようにしてもらいましょう。
私の夫は2.の躊躇してる人でした。
躊躇してる年月が長かったと思います。
一歩踏み出せたきっかけは転職サイト・転職エージェントを利用した事が大きかったです。
それまでは漠然と求人を流し見してたんですよね。いい仕事ないかな~って。
でも30代になって、このままじゃ本当にまずいかもって思ってから転職サイトのプロに相談したんです。
これまでの経験からキャリアアップできるか相談しましたが、夫の仕事経験からのキャリアアップは難しいとの回答でした。
確かに専門職でも技術職でもありませんでしたから、他の会社では通用しないってのは理解できました。
でもショックですよね、10年頑張ってきた経験が他の会社では評価されないって言われたんです。
シビアな事言われてんな~と思いましたが、逆に未経験で飛び込むしかないんだって結論を出すことができました。
私の夫のように難しいって判断されたりもしますが、そのキャリアを活かせるということで企業を紹介してもらえる事もあります。
転職のプロに相談することは客観的に評価してもらえてその後の立ち回り方を教えてくれました。
夫が転職をするかどうか迷っているという方は転職サイト・転職エージェントの登録をまず勧めてみてはどうでしょうか。
無料で登録できて相談も無料のところは多数あり、自身のキャリアをじっくり見直すきっかけにもなりますし、一歩は確実に進めると思います。
私の夫は株式会社リクルートが運営しているリクルートエージェントに相談しました。仕事が終わってからの夜でも相談に乗ってくれましたよ。まだ一歩踏み出せず悩んでいるのなら、1つのきっかけになるかもしれません。少し緊張すると思いますが、思い切ってサービスを利用してみてはどうでしょうか。
夫の転職によって給料が減ったと想定して家計をやりくり出来るか計算する
次に現実的にお金の事を想定しておきましょう。
ヘッドハンティングやキャリアアップではない限り給料は減ります。
大体は求人に記載のある、”月給〇〇万円~(経験を考慮します)”の〇〇万円になると思います。
私の夫は結局未経験という形で転職したので、1年目の年収は80万ほど減りました。
2年目も元には戻りませんでした。
前職ほどに年収が戻ったのは4年目になります。
もちろん相当家計に打撃がでます。
家族のライフイベント(住宅や車の取得や子どもの進学・成人式・結婚など)がいつあるかを洗い出し、現在の貯金額や妻が働いてカバー出来るかよくシミュレーションしておきましょう。
お金の不安を解消する方法の記事も興味があれば読んでみてください。
夫と将来の相談をする(なるべく現実的に結論がポジティブになるように)
転職したい理由・本気度・家計のやりくりが明確になってきたら、夫と真剣により現実的に相談をしてみましょう。
- 転職先が必ずしも夫に合う良い職場環境であるという保証はありません。
- 中途採用者としてプレッシャーも負うと思います。
- 家計も苦しくなると思います。
そのリスクがあることを夫婦で共有しておくのが大事です。
夫婦のコミュニケーションが大事な理由をまとめた記事も参考にしてみてください。
夫の転職活動への本気度が更に上がるのが下がるのかココでハッキリしてくるのではないでしょうか。
どちらになっても暗くならず、ポジティブで終えるような話し合いになるといいですね。
(転職活動頑張る!とか、よく考えたら今の会社の待遇が結構いい事に気づいた!とか)
夫の背中を押す
実際に働くのは夫です。
最後は夫の決めた事に背中を押すしかないのではないでしょうか。
妻の立場からはあまり感情的にならずに、冷静にまずやれる事を提案してみると状況が少しずつ動きだすと思います。
思い切った転職でも、踏みとどまって今の仕事をすると決めても「それでいいんじゃない?」と背中を押してあげれるといいですね。
まとめ
夫が転職したいと言い出したら
- 転職したい理由を聞く
- 本気度を確かめる
- 家計のやりくりを出来るか計算する
- 将来を相談する
- 背中を押す
これらは、私が実際に行動したことです。
夫婦でじっくり話し合いをした結果夫は転職を選び、私もすべて承知で背中を押しました。
夫の転職から5年経過した経験をまとめた記事もありますので参考にしてみてください。
いま、コロナ禍という事もあって悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
転職活動は今の仕事を続けながら出来ますし、活動自体にリスクにはありません。
夫が自身を客観的に見るためにも転職活動はしてみてもいいのではないでしょうか。
皆さんにとって納得のいく決断ができるといいですね。
そのご参考になれば嬉しいです。
では、また。
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